東京で住んだ街についての同人誌を5月と11月に出します(書きたい人を募集)※10/11 11月の募集開始しました

 

先月、友人に誘われて押上駅近くのカフェに行きました。

押上を訪れるのはほぼ初めてで、「半蔵門線の終点」「スカイツリーのある駅」以上の印象はない駅でした。

この日、東京メトロ押上駅から地上に出てGoogle Mapを見た私はびっくりしました。

「え、こんなに東にあるの、押上!?」

なんとなく、根拠もなく、漠然ともっと北の方だと思っていました。

 

2015年の3月に引っ越してきて、東京らへんに5年もいます。

横浜市港北区の大倉山で1年、それから東急目黒線の奥沢とその周辺で4年ほど。

ところが、23区の左下の方にずっといるせいか、荻窪とか中野で降りたことがありません。

大森、よく聞きます。笹塚、便利でいいところだそうですね。

西日暮里はもっと西だと思っていました。北千住は実際北ですが。

 

東京といっても、主要なビジネス街でもターミナル駅でもない東京の街のことを、私は何も知らないと気づきました。

私が住んでいたのは「東京」ではなく、4年いる奥沢なのです。

 

わたしは奥沢のことをいつもどう紹介していいかわかりません。

「どこ住んでるんですか?」

「奥沢です」

「奥沢ってどのあたりですか?」

「自由が丘の近くで……

「へー、いいところですね」

というやり取りのたびに、妙に歯がゆい思いをしてきました。

私にとって奥沢はスイーツの街でも高級住宅街でもなく、

駅の広場のたこ焼き屋、誰もいない駅前ビルの地下の生協、日曜の夕方のコインランドリー、クーラーが壊れっぱなしの立ち飲みワインバー。焼き鳥屋密集地。

朝は出勤するサラリーマンばかりなのに、夜は誰もいなくて、でも不思議と治安が良い。

そういうところです。

 

きっと、住んだ街のほんとうのことは、住んだ人しか知らないのです。

それなのに、大体の人は一度に一つの場所でしか暮らすことができません。これはとても惜しいことだと思いました。

なので、いろんな人にいろんな街での暮らしの思い出を書いてもらえる場をつくってみることにしました。*1

 

同人誌にこだわるのは、締切があるからです。

11月の文学フリマを狙おうと思いましたが、そんなに先だと私が忘れてしまう可能性があるので、

直近、5月のコミケ付近の日に、pdf noteのマガジン機能でリリースしようと思います。イベントや委託先はまだ決めていません。

うまくいけばコピー本も刷りたい。とはいえ、初めてのことだからうまくいかないかもしれません。

その後のことはまた変わるかもしれませんが、11月にも出せたらいいなと思います。

10/11加筆:11月分もイベントでのリリースはせず、noteでの公開の予定です

 

5月のぶんの締め切りは一旦、4/12(日)にしようと思います。
11月の締め切りは11/1(日)とします。

私と同じように「今書きたい」という方、それか「書くことがいくらでもあるぞ」という方、急ですが、もしいらっしゃったら一緒に書きましょう。

 

 10/11加筆:リリース済の第一号(5月分)はこちらからお読みいただけます

note.com

 

====

 

概要

 

内容:

・あなたが実際に住んだ東京の街の思い出について教えて下さい。

 10/11加筆:11月分は、「住んでいる/住んでいた」駅以外に、「通勤通学で通っていた」駅も対象にします

・その頃住んでいた/通っていた最寄り駅をタイトルにしてください

・形式は問いません

・(できれば)その土地で撮った写真を1枚以上添えてください

(具体的な地名、そこにある施設やお店のことなど、その土地ならではの記述が多ければ多いほど嬉しいです)

 

形式:

とくに問いません。分量が1万字を著しく超えるようであればご相談ください。
※文末は「ですます」よりは「である」の方で揃えさせてください

 

その他:

・筆名とあわせて略歴や自己紹介、Twitterアカウントを掲載する予定です。

・デジタル版はnoteのマガジン機能で作成する予定です

 

締め切り:

11/1(日)

4/12(日)※予定  (5月)

 

 

書きたい旨の連絡先:

@zweisleeping DM

 

====

 

*1:そういったエッセイを集めた書籍はいくつかあると思いますが、誰が書いてもいいものだと思うので、企画のオリジナリティにはこだわりません