絶対努力しない人間の「7つの習慣」

無理のない、ある程度享楽的な行為の反復、
それが最終的に何かことを成し得た時、それを人は勝手に「努力」と呼ぶらしい。

みたいなことを、大学時代の指導教官が言っていた。
ようするに、しんどいことは続かないし、身につかない。

自分の経験上、「努力」したと言えることは、受験勉強だろうけど、
浪人していた頃頑張れたのは、
・毎朝当時の恋人と同じ電車で予備校に通っていた
・予備校が閉まるまで自習室に篭って、その後梅田の紀伊國屋に閉店まで入り浸っていた
・ボールペンのインクが目に見えて減ることに喜びを感じると気付いたので、ボールペンだけで勉強をした
このあたりの楽しい繰り返しで、日常が構成されていたからだ。

だからもう、やってて楽しいこと以外を、習慣として(自分で)自分に課すのをやめた。

最近の習慣

1.毎朝明治ブルガリアヨーグルトを食べる
(胃腸のため。ヨーグルトは美味しいし、ブルガリアヨーグルトはどこでも売っている)
2.ビールを飲まない
(なんとなく太ったから。蒸留酒は飲んでもいいことにしているので、それはそれで美味しくていい)
3.土日は必ず1度料理をする
(作れるメニューが増えることは楽しい)
4.Googleカレンダーに、その時間にやっていた作業を後からでも入れて、日記代わりに使う
(白い部分が埋まっていくのは見ていて気持ちいい)
5.忘れていけないと思ったことは全部、タスク管理ツールtrelloに書いて、可能な限りチェックリスト化する
(タスクが消化されていく過程が可視化されるので、気持ちいい)
6.毎月の社内の自主制作発表会に何らかの形で出て、プレゼンをする
(お金が関係しない場所で人とものをつくるのは楽しい)
7.1週間に1冊小説を読む
(小説は面白いから)

そんなわけで、楽しく生きているし、割と楽しく仕事ができている。

数えたら7つあったから、タイトルを「7つの習慣」にした。
7つもあるので、1つくらいは何か大きな成果を産んでくれると期待している。

最後の小説を読むことについて、

今まで3冊しか読んでいないけど、1冊面白くない小説があった。
森見登美彦の『太陽の塔』だ。

太陽の塔 (新潮文庫)

太陽の塔 (新潮文庫)

なぜ面白くなかったかというと、これは個人的な問題で、
ページの端から端までが、私が京都を懐かしく思う気持ちと同じもので、できているからだ。
あの頃は良かった、あの頃は良かった、あの頃は良かった。

運命なんて便利なものでぼんやりさせてぇ〜。