コロナ以後日記 2020/04/19 チーズリゾットをつくるはずが炊き込みご飯になった
今日までに上げようと思っていた原稿があるのだが、想像よりペースよく書けているので、ここはひとつ、チーズリゾットをつくろうと思った。このレシピなら生クリーム不要だし、随分お手軽だ。
近所のワインビストロの店長が最近やけくそ気味で、チーズリゾットの上にカイノミのステーキを乗せた弁当を投げ売りしている。近隣の他の飲食店の店長からも「あれは原価大丈夫か心配だ」との声が聞かれたので、本当に破格で売っているんだろう。
さてその弁当、びっしり詰まったカイノミはもちろん、その下のチーズリゾットが格別に美味い。人生で今後食べるすべての白米をあのチーズリゾットにされる天罰が下っても構わないような気もする。それくらい美味しい。とはいえ毎日食べていると"コロナ太り"になってしまうし、米は家にあるし、ひとつ自炊をやってみよう。
ブイヨンをお湯で溶いて白ワインとローリエを足した汁をたっぷりつくり、オリーブオイルで炒めた生の米に少しずつかけながら20分ほど炊いていく……
おかしい、これはチャーハンだ。
出汁の炊き込みご飯にチーズとバターをぶっかけたものなので、どうがんばっても美味しいのだが全くリゾットにならない。
こういう汁気に旨味を閉じ込める系の欧風料理は「乳化」が大事だとパクパク食べながら夫が言う。なるほど、なるほど。やっぱレシピは1合のところを欲張って2合炊いたせいで油の巡りが悪かったんだろうか?多分それだな……。
次は怠けずに生クリームを使うレシピを採用するか、やけくその店長にコツを聞いてみようと思う。